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引越と母の思い出

今日は、東京の板橋区から、埼玉の某市にお引っ越しです。

実家の母が引っ越しの手伝いに来てくれました。母は、なんといっても引っ越しの達人です。

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私が生まれてから、もう10回以上の引っ越しを経験しています。

すぐ使うものは、きちんと梱包しないで、紙袋に見えるように入れて別にしておきなさい、 とかお皿はこうやって梱包しておくと新居での片づけがラクとか、おしょうゆやお酒などのビン類はダンボールのふたをしないで、 そのまま見えるようにしておけばいちばん上に置いてもらえるから・・・

などなど、とにかく今までの引っ越し経験から来るマメ知識を惜しげもなく披露してくれます。

そして、梱包も素早いのです。

新聞紙にちゃっちゃっとくるみ、次々にダンボールにつめていくとあっという間にダンボールの数は増え、次はあれ、次はこれ、 と手の空いている私たちに指示します。

引っ越しの朝、最後の荷造りを終えたら、部屋の掃除が待っています。

今までどうもありがとう、という気持ちを込めて全ての部屋をきれいにしていきます。この壁の傷は、 夫婦喧嘩したときに思わず目覚まし時計を投げつけて、できたんだったなあ、とか、 フローリングの傷や部屋の汚れにも自分たちの歴史が刻まれているようで、せっせと手を動かしながらも感傷にひたってしまう時間です。

でも、母はそんなことおかまいなし!掃除機をすごい勢いでかけ、雑巾片手に家中をぴかぴかにしてくれます。 私が実家を出てから15年たちますが、引っ越しのたびに母はいつもこうして手伝ってくれ、おかげで私は引っ越しで苦労したことがないのです。

そんな母も、もう66歳。

しばらく引っ越しを手伝ってもらうことはないと思いますが、今度は私が、母の手伝いをしてあげなくては。お母さん、いつもありがとう。

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